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場所別湿気対策

湿気対策は、場所に合わせた方法で行うことが大切です。たとえば、リビングと浴室では湿気の発生する原因も違いますから、同じように対策をしても効果はあまり望めません。湿気の原因がわかっているときには、まずはその原因への対処法がないかを考えましょう。たとえば、リビングの湿気の原因にはいくつかありますが、リビングに続いているキッチンからの蒸気が原因出る場合には、料理をしたりお湯を沸かしたりするときに欠かさず換気扇を回すようにします。ただし、リビングに人が集まることで発生する湿気については仕方がないので除湿機やエアコンを使って湿気対策を行うべきでしょう。また、押し入れの湿気の原因となる布団は、朝起きてすぐ畳んでしまうのではなく、できれば天日干しをするか、無理なら室内でもしばらく含んだ汗を乾燥させてから畳むようにします。浴室は換気扇を使うのはもちろん、できればお風呂上りに水滴を拭きとっておくと湿気対策には有効です。浴室に隣接することの多い洗面所は、浴室から除気が流れ込むことが多いうえに、最近では洗濯乾燥機を使う家が増えていることから湿気対策の必要性が高まっている場所でもあります。このように、同じ家の中でも場所によって必要な湿気対策は異なってきます。それぞれに場所で換気扇や除湿機を使うのはよいのですが、効率の良い湿気対策を行うには、その場所の湿気の原因を考えて、その原因への対策を行わなければ、発生した湿気をいくら吸収してもきりがありません。カビは一度生えてしまうとカビ取り剤などを使ってもなかなか根元まできれいにすることは難しく、しばらくするとまた生えてくることの繰り返しになりがちです。そうならないためにも、場所に合わせた湿気対策を行う習慣をつけることが必要でしょう。