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布団の湿気対策

布団の湿気対策も頭を悩ませることが多い問題です。人は寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われており、その汗は知らない間に布団に染み込まれています。さらに、布団を収納することの多い押し入れは、そうでなくても湿気の多い場所ですから、布団が湿気やすくなるのは仕方がないのかもしれません。しかし、湿気た布団では寝心地も良くないですし、知らないうちに布団にカビが生えてアレルギーを引き起こしたりする可能性もあります。乾燥した布団で気持ちよく寝るためにはどうすればよいのでしょうか。

布団を乾燥させる最も簡単でポピュラーな方法は天日干しです。晴れた日のベランダや物干しなどに布団を掛け、日光を十分にあてておくことで、ふとんの湿気はかなりなくなります。できれば途中でひっくり返して両面を天日干しするのがおすすめ。日光の作用によって乾燥するだけでなくダニやカビの対策としても有効です。アレルギー体質の場合には特にしっかり天日干しをしてダニやカビを防ぎたいものですが、そのまま干すと季節によっては花粉が付着して逆にアレルギーを引き起こすこともあるので、専用の袋などにいれて干すという方法もあります。朝起きたらとりあえず布団を干して、夕方まで干しっぱなしという人もいるかもしれませんが、布団は夕方まで干してはいけません。だいたい2時ごろまでに取り込まないと、逆に大気中の湿度を含んで湿気てしまいます。できれば10時に干して12時に裏返し、2時に取り込む、というのが理想でしょう。とはいえ、日中仕事をしている場合などはなかなか毎日布団を干すというわけにはいかないでしょうし、曇りの日や雨の日、雨の翌日などは湿度が高いため布団の天日干しには向きません。そうすると、どうしてもそのまま畳んで押し入れに収納したり、そのまま敷きっぱなしという人もいるでしょう。布団の敷きっぱなしは、床面から湿気が逃げないばかりか、どんどんたまっていくので、ひどいときには布団をめくってみたら床がカビだらけ、ということもあります。布団の上げ下げが億劫ならば、布団と床の間にすのこなどを引いて空気が通るようにするか、市販の除湿シートなどを敷くとよいでしょう。また、布団乾燥機などを1時間程度使えばかなり布団は乾燥するので、天日干しができない場合はこうしたものを利用するのもおすすめです。

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