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押し入れの湿気対策

押し入れも、特に湿気によるカビなどが見つかりやすいところです。押し入れに湿気が溜まりやすい原因はいくつかありますが、その一つが収納する布団だと言われます。使っていない客用の布団でも久しぶりに出してみると湿気ていることが多いことからもわかるように、布団はそもそも湿気を吸いやすいものです。しかも、毎晩寝るときに使っている布団は、睡眠中にかいた汗を吸収しています。人は寝ている間にコップ一杯の汗をかくと言われており、そのすべてが布団に吸収されるわけではありませんが布団に含まれる量も決して少なくはありません。窓などの換気口がない押し入れに、毎日それだけの水分を含んだ布団を入れていたのでは湿気が溜まるのも当然。しかも、南に面した日当たりの良い場所にわざわざ押し入れを作ることはあまりなくて、どうしても家の中の奥まった場所に作られることが多く、しかも押入れには窓がないので湿気の逃げ道がありません。そんな押し入れの湿気対策としては、やはり少しでも換気できるように空気の循環するスペースを作ってやることが大切。例えば、押し入れに直接布団を置くのではなく、床面や側面にすのこを設置することで湿気の逃げ道ができるのでかなり違いはあります。さらに、押し入れの襖は締め切らずに両側を少しずつ開けておくようにするとかなり換気の効果は高くなります。来客時は仕方がありませんが、普段は襖を閉めないほうが湿気対策には好ましいのです。また、襖を取り外してカーテンなどにしてしまうという方法もあります。特に湿気の溜まりやすい押し入れの奥には湿気を吸収する吸湿グッズを置いたり、布団の下に吸湿シートを敷くなどの対策を取ることもできますし、押し入れ用の除湿機を利用したり、扇風機で押し入れに向かって風を送ることでも除湿効果はあります。また、お天気の良い日はできるだけ布団を天日に干して、布団自体が湿気ないように心がけることも大切。普段使わない来客用の布団などもたまには干して湿気を溜めないようにしましょう。

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