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家の中の湿気の原因

家の中の湿気対策としてよく言われるのが、換気をするということ。つまり、家の中は外に比べて湿度が高くなりがちなのです。では、家の中の湿気はどこから生じているのでしょうか。

家の中の湿気の原因は、いろいろあります。まず考えられるのが浴室などの水回りです。お湯を使う浴室はそれだけでかなりの蒸気を発生させますから換気扇などから屋外に放出されない水蒸気はどうしても室内に流れ込んで湿気の原因になってしまいます。もちろん浴室のような目に見える水蒸気だけではなく、洗面所やトイレなど水があるところはすべて少しずつ水が蒸発して湿気を生み出しているのです。また、キッチンも湿気の大きな原因となります。例えばやかんや鍋でお湯を沸かすと湯気がでますが、それはもちろん水蒸気ですし、炊飯器でご飯を炊いても、煮物を作っても湿気は発生します。特に最近のキッチンはリビングの一角に作られていることも多く、家の構造によってはキッチンからでた大量の湿気が家中に広がってしまうこともあります。さらに雨の日は室内に洗濯物を干したりもしますが、洗濯物が乾く代わりのそれだけの水分が室内に放出されるわけです。家の外から侵入する湿気としては、土壌の水分を放出する床下の湿気が大きいでしょう。土地の状態にもよりますが、土にはかなりの水分を含んでいるので、常に水分を空気中に放出しています。これが床下の湿気となり、家のジメジメの原因にもなるのです。

それだけではなく、実は人がいるというだけで湿度は高くなります。人間は寝ている間にも汗をかくくらいですから、常に体から水分を発しています。さらに呼気にもかなりの水分が含まれますから、呼吸するだけで湿度は高くなります。窓にハーッと息を吹きかけて文字を書いたりした経験は誰でもあるでしょう。それだけの水分が毎回空気中に放出されるわけです。何人もの人が生活する家の中では、どんなに気を付けていても人がいるだけで湿気が多くなります。少しでも湿度を下げるためには、浴室やキッチンなどできるだけ水分を拭き取ることで湿度対策ができるようなところは確実に対策を行うことが必要です。また、観葉植物や水槽など、常に水分を発するものはできるだけ置かないほうが湿気対策になります。

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