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カビはこんなに怖い

住宅の湿気が溜まると、どうしてもカビが生えやすくなります。押し入れの奥や床下、浴室、屋根裏など、湿気が溜まりやすい場所には特にカビが生えやすくなるので注意が必要です。基本的には湿気が多かったり水に濡れやすい箇所で、風通しが悪い場所にはカビが生えやすく、カビの種類にもよりますが浴室のカビなどは目地の奥まで菌糸を伸ばしてしまうため、表面を擦っても取れなくなるなど生えてしまってからの対処も大変になります。できればカビが生えないように湿気対策をしたいものです。

実際のところ、生活をしているとどうしても多少のカビは目にするものです。カビが生えているのをほとんど目にしない場合でも、大気中にはある程度のカビの胞子は漂っていて、それが条件の良い場所を見つけると繁殖してカビとなります。一般的にはカビは湿度と温度が高い場所を好むものですが、種類によっては乾燥した場所を好むものもいるので、完全にカビを遮断するというのは難しいのです。そのため、多少のカビは仕方がないという人もいますが、カビは健康被害をもたらします。カビが繁殖しているということは、そこから大量の胞子が放出されており、通常よりもたくさんのカビが空気中を漂うことになります。この大気中のカビが人間の呼吸で体内に取り込まれるとアレルゲンとなるのです。カビが増える梅雨時にアレルギーがひどくなるという人は、カビが原因になっているのかもしれません。また、カビはダニの食料となるので、カビが増えると必然的にダニも増えてしまいます。ダニやダニの死骸、ダニの糞などは、ダニアレルギーを持つ人のアレルゲンとなり、ひどいアレルギー症状を引き起こすこともあるでしょう。さらに、最近では吸い込んだ胞子によって体内にカビが生えることもことがあるということもわかっており、カビの新たな脅威として注目を浴びています。住宅を汚すだけではなく、深刻な健康被害を引き起こす可能性があるカビは、できるだけ早めに対処して繁殖させないようにしたいものです。

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