トップページ場所別湿気対策 > 床下の湿気対策

床下の湿気対策

家の湿気の中でも特に気になるのが床下の湿気です。床下の湿気はよほどのことがないとすんでいる人が直接感じることはないのですが、家の土台となる床下の建材を腐らせたり白アリ発生の原因となることから最も対策が必要な個所のひとつです。特に最近の住宅は耐震性を持たせるために土台をコンクリートで固めてしまうために風が通りにくく、湿気がこもりやすくなりがち。家の周囲にいくつか通風口は設けているはずですが、たとえば比較的家から近い場所をブロック塀で囲っていたり、住宅が密集していたりすると通風口から風が入ってきにくくなります。また、周囲に比べて土地が低いところに建てられた家は周囲から雨水などが流れ込んで溜まりやすくなるため、湿気が多くなりがちなのです。実際に床下にどの程度湿気があるのかは床板を上げてみないとわからないのですが、土台の通風口や床下収納からかび臭い匂いがしたり、畳がジメジメしているのは床下に湿気が溜まっている可能性があります。また、一階の押し入れにカビが生えたりする場合も床下の湿気が疑われます。まず自分でできる対策としては、床下の通風口の周りに物を置かないようにして、風が通りやすくすること、ホームセンターなどで木炭やゼオライトなど調湿効果のあるものを買ってきて床下に敷き詰めるなどの方法があります。ただし、調湿効果があるとはいえ、あまりにも湿気が多い場合は対応しきれないので、そうなると専門家に依頼することも検討する必要があるでしょう。よく利用されているのが通風口に換気扇をつけるという方法で、湿気を含んだ床下の空気を人為的に排出するというものです。ソーラー型のものもありますが、それほど電気代がかかるわけでもないのでソーラーにこだわる必要もないでしょう。業者によって価格は大きく異なりますが、だいたい十数万円から30万円程度が相場のようです。中には同じような工事で100万円を超えるような見積もりを出す悪徳業者もいますので、業者に頼む時には必ず数社から見積もりを取ることをおすすめします。床下の換気を促すと共に、土壌からの水分を遮断するシートなどを敷き詰めることで、床下の湿気はかなり改善するはずです。

↑ PAGE TOP