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湿気が害虫を呼ぶ?

湿気が多くなると、カビや臭いがするのも嫌なものですが、最も不快なのは害虫がでることではないでしょうか。ジメジメしたところにはなんとなく虫が多いイメージがあるものですが、それにはやはり原因があります。たとえば、ゴキブリは水が好きなので水回りで見かけることが多いでしょう。キッチンや浴室、洗面所に出やすいのはそのためです。また、ダニはカビやホコリを餌にするため湿気によってカビが発生したところに集まりますし、常に湿ったところがあるとナメクジなどが侵入してくることもあります。ダニなどの小さな害虫が増えるとそれ捕食する大きめの虫も発生しやすくなるので、虫が嫌いという人はやはり湿気対策を行い、隅々まで清潔に保ってダニや小さな虫が発生するのを防ぐことが大切なのです。さらに、湿気が関係する虫で深刻なのが、シロアリです。シロアリは、湿った木や腐った木を好んで巣を作ります。床下に湿気が溜まって柱が湿ったり腐ったりしていると、シロアリの格好の巣になってしまいます。シロアリは木をかじって巣をつくるため、シロアリが発生すると家の柱の内側が食い荒らされてボロボロになり、柱としての強度が著しく下がってしまうことになるのです。家の構造を支える大切な柱を食い荒らされると、場合によっては家が倒壊するなどの危険があるため、シロアリを見つけたら早急に駆除することが必要です。また、最もシロアリが発生しやすい床下の換気を積極的に行い、できるだけ乾燥した状態を保つことも重要になります。このように、害虫の発生には湿気が関係していることが多く、家の湿度を下げることで害虫の発生が予防できる場合も少なくありません。虫嫌いの人にとっては、発生した虫を駆除するのも苦痛ですから、予防に努めることが大切。水気をきちんと拭き取ったり、こまめに換気をするなど、ちょっとした習慣で虫の発生を予防できる場合もあるので、どんどん取り入れていきましょう。

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